舌苔

舌の疾患の中には「舌苔(ぜったい)」という疾患があります。舌の表面に白っぽい海苔のようなものが付く疾患で、死んだ白血球や食べカス、細菌が集まり付着するものです。口臭の起因にもなりますから、歯磨きの時には磨きすぎに用心しながら舌も一緒に磨くようにしましょう。

舌は傷つきやすいので、舌磨き専用のブラシを使うといいでしょう。磨いても白っぽい物が取れない場合には、真菌症など他の疾患も考えられますので歯科医での診察をお勧めします。

舌の疾患には白い斑点が出来る「白板症(はくばんしょう)」もあります。赤い斑点が出来る「紅板症(こうはんしょう)」という疾患もあります。中年期以降の人によく見られる疾患で、舌の糸状乳頭が病的に長くなることによって起こる疾患ですが、診療の憂慮は要りません。ただ、不潔になりやすいのでこまめに舌を磨いたりケアするようにしましょう。